越前和紙『雲肌落水紙』。雲肌とは繊維が絡まって紙の表面が雲肌のように見えることが、名称の由来となっています。また落水紙とは手漉きの和紙を漉いて、その上にシャワーのように水をかけることで模様をつけた和紙。和紙特有の伝統的な技法です。

落水紙で作る桜の造花は光の透け具合が丁度良く、和紙の質感はさわやかかつ趣きがあり、とても繊細な桜の表情を見せてくれます。一般的なポリエステル製の造花とは一線を画すクオリティの造花が出来上がります。

この越前和紙製の桜造花をふんだんに使用して、当社がオリジナルで作り上げた桜のディスプレイ『千鳥』というハイクオリティなオブジェがリリースされました。千鳥に関する詳細は以下のURLからご覧いただけます。

https://www.okaranman.jp/

越前和紙という伝統工芸に着目したのには明確な理由があります。これにはSDGsという言葉ができる遥か昔から、当然のごとく「素材を大切に扱う心」、「ものを長く存続させることのできる優れた技術」が備わっていて、現代までそれを紡いできたという事実があります。

越前和紙の歴史は1500年と日本三大和紙の中でも特に古く、美しさと丈夫さで、古くから最高品質の和紙として知られてきました。自然素材である楮や三椏の「木の皮」を原料に、製作工程の中で出る端紙を原料に戻し、新たに製品を作る「漉き返し」という技術があります。これはまさに廃棄ゼロのモノづくり精神が古くから備わっていたということになります。

これからのモノづくりは地球にやさしいものでなくてはなりません。和紙というメイドインジャパンを代表する素材には未来への可能性が期待できます。越前和紙製のオリジナル造花の製作をご希望の方はぜひお問い合わせください。OEM商品開発やノベルティ、オリジナルグッズ製品の制作などのご依頼をお待ちしております。