伝統木工技法『千鳥格子』

query_builder 2024/08/17
伝統木工技法『千鳥格子』
Traditional woodworking techniques 『Chidorigoshi』

「千鳥」の名前の由来でもある、和を象徴する木組のフレーム は伝統木工木組技法
「千鳥格子」を採用しています。この技法 は飛騨地方に起源を持ち、古くから紡い
できた伝統的な組子技 術です。 通常は2Dで組上げることが多いのですが、今回は最
高峰の設計 力と技術力で見事に3Dで組上げました。釘やビスを使わず木材 の加工の
みで強度高く組上げる技術はまさに芸術的です。 日本の木工技術は世界一といって
も過言ではありません。法隆 寺の西院伽藍は世界最古の木造構造物郡とされてお
り、美しい ものを長く存続させることに対する技術への探求に他ならない。 その美
しい心のあり方をこの新しい桜のディスプレイに込めま した。

今回、千鳥格子の素材として選定した樹種は檜になります。 ヒノキは日本が世界に
誇る優秀な木の代表。世界の針葉樹の 中で最も優れた材であると言われています。
まさに世界に アピールすべき日本のハイスペックマテリアルです。 特有の芳香と美
しい光沢をもち、弾力性、靱性に富み、狂いが 少なく加工性もよい。かつ耐久性に優
れています。それに加え て耐湿、耐水性にも強く、保存性が高い。全ての面で優れ
た 材質をもち、年輪も美しいです。 今回のように緻密で難易度の高い加工を施すに
はヒノキが最適 であると判断しました。寺社建築をはじめ高級建築材として 使われ
るほか、造作材、家具材、建具材、曲物材など幅広く 用いられてきた木材。あらゆ
る面に重宝される良材と言えます。 この桜盆栽「千鳥」が日本人が日本の宝である
素材の価値を 理解し、外国から訪れるお客様にその良さを説明できる機会が 増える
きっかけになれることを願います。

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